序章

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時間がまだ午前中だったため、ゲームセンターに行って彼の太鼓の達人を見たり彼にUFOキャッチャーでぬいぐるみを取ってもらった 「ねぇねぇ。プリクラ撮らない?」 「えぇ…俺はプリクラとか写真は苦手なんだよ」 「いいじゃん!撮ろうよ!」 「分かったよ…ハァ」 「それじゃ、中に入ろう!」 「そう焦るなよ」 パシャ!パシャ! 『落書きタ~イム!』 「ここをこうして…あっ!」 ペンを取られた 「ちょっと、なにす…それは恥ずかしいよ!」 「いいじゃんかよ。可愛いんだから」 コトン 出てきた写真には、彼がウサ耳。私がネコ耳をつけて、ニャーと言っている写真が出てきた 「もう12時か。お昼にするか?」 「うん。そうだね」 気付くと既に12時を過ぎていた 私達はゲームセンターを出て、ファミレスに向かった 「コーヒー一つ」 「特盛パフェバナナ多めで!」 「おい。それを払う金はどこに--」 「特盛パフェは、30分以内に食べますとバナナ多めの料金も含めて無料になります」 「ちょ…俺の意見も…」 「頑張るぞ~!」 「話を…聞いて…!」 彼は私が20分で食べ終わった事に安堵したのか、涙を流していた。なんで? 因みに払う事になっていたら、1560円を払わなければいけなかった
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