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「真面目な話、テロといえば爆弾。他の部隊では、爆弾を見つけたところでどうにもできませんが、私達が行けば桃子ちゃんが止めてしまえばいい訳でして、それに、わんこちゃんがその爆弾を見つけ出せますし、私達向けの仕事・・・という訳です」
「・・・貴女は?」
「・・・お前は?」
私と桃子が同時に言った。キジミは困惑した様子をして呟く。
「私は・・・いるだけで皆さんの心が安らぐ」
「死んで仕舞えばいいのに」
「うぅ、わんこちゃんが虐める」
「どうせ、敵が待ち構えてるんでしょう。貴女は戦闘要員よね。私は爆弾を止める係、わんこは見つける係で」
「えっ、実は私が一番面倒な役回りじゃあ」
「他に何があるっていうのよ」
「・・・解りました!頑張るから、桃子ちゃんの唾液を」
「変態!」
「死んで仕舞えばいいのに」
「・・・酷いです」
こうして、私達は中立地区へ向かった。
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