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・・・しゅーりょーって!?
「おい、何したんだ?」
私の質問にキジミが得意げに答える。
「私の能力って、大気を扱うって単純にいいますけど、大気の構成比率も変えられるんですよ~」
「はっ?それって?」
「敵は呼吸困難で倒れちゃいました~」
「マジか・・・」
変態の割には恐ろしい能力の持ち主なんだな・・・二酸化炭素の濃度を上げて、酸素が無くなったから火が消えた訳だ。
「他にも大気を操って桃子ちゃんの吐息を感じる」
「バカ!変態!死んで!」
ビンタがとんだ。
変態の割にはだ・・・。
「じゃあエレベーターで。一気に展望台に行きましょう」
桃子がエレベーターを指さす。乗って良いの?
「・・・随分と楽だな」
この調子なら楽勝な雰囲気が漂っている。
私達はエレベーターに乗り込んだ。
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