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「え──────…」
「千里!!」
いきなり声を張り上げた班長が、物凄い勢いで千里の肩を掴んだ。
そして今までに見た事のない表情や声で叫んだ。
・・
「あれはお前のせいじゃない!
お前がやったんじゃない!!
・・・
あいつもそう言っていただろう!
あいつが最後に何を言ったのか、忘れたのか!?」
「忘れるわけ……ないじゃないですか……あの日から一度たりとも、忘れた事はありませんよ」
「じゃあ何故……」
班長はとても辛そうな顔をしている
なんで?
何の話をしているんだよ?
あれって?あいつって?
殺したって
誰が誰を……?
駄目だ………
そんな一辺に言われちゃ頭ん中で整理出来ねぇよ…
「……………てやる…」
「え………?」
後ろから、声がした
前を見てみれば、班長と千里、
二人が討論している
じゃあ誰だ?
誰が後ろにいるんだ……?
「………………っ」
俺はゆっくりと、
後ろを振り返った
後ろにいたのは
「───殺してやる」
「さっ───!」
「お前ら全員、殺してやるぅぅぅーー!!」
些原─────…!?
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