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「シン!聞こえていないのか?もう私を忘れてしまったか?」
「いいえ……私はずっと貴方を待っていますから……」
「では最初になぜ?答えなかった?」
と私は声の方へ目を向けるとあの人がいた……
いる筈なないあの人が……
「シン……久しいな……」
「なぜ?貴方がこんな所に?」
「居ては悪いのか?それとも会いたくはなかったのか?」
「それは……」
と私は口ごもってしまいました……
ただ混乱の余りに……
「いつも言ってただろう?私には隠し事はするなと?」
「そんな……貴方がいけないんです……」
「なぜだ?」
「だって……私の気持ちも知らないで……」
「すまない……また会える時まで待ってくれるか?」
「なんでそうなるんですか?」
と私の目から知らずに……
涙が零れました……
「すまない……ただ……お前に会いたいと思っていたら……ここに立っていたんだ……」
「気持ちが通じたんですね……」
「シン……お前にずっと会いたかった……」
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