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夢……
僕の夢はユダに抱いてもらうこと……
叶うわけがないと思っていた……
自分でもわかっていた……
ユダと僕じゃつりあわないことを……
でも僕の思いは叶ったんだ……
「シヴァ……」
とユダが優しく話し掛けてくれたんだ……
「ユダ…今の僕に触れない方が……」
その時の僕には恐怖しかなかったのだ……
なぜなら……
額に訳もわからない……
刻印が浮き上がっていたのだ……
だから……
ユダだけには見られたくなかったから……
額を手で隠した……
「シヴァ……」
とユダは優しく僕に触れてきた……
「ユダ…やだ…見ないで……」
「大丈夫だ……心配することはない……」
とユダは僕を宥めてくれた……
そして,僕の手を退けて……
額にキスをしてくれたのだ……
何かもわからない刻印がついていても……
「ユダ…なぜ?」
僕は急に心配になった……
なぜいつも僕に興味ないというそぶりを見せたのに……
今になってなぜという疑問にかられた……
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