2章

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律「ゾンビだけあって不死身ってわけか。迂回していこう。奥のB階段で降りて一階の下駄箱を目指そうぜ」 和「方円の陣で行くわよ」 方円の陣とは、敵が八方から攻めてきても対応出来るように円を描いた陣形で陣形八陣のひとつである 澪「和って本当物知りだな…」 和「何とか辿りついたわね」 梓「普通に走って来た方が早かったんじゃ…」 唯「私はみんなで手を繋いで歩いて楽しかったよ!ねーう~い」ぎゅむ 憂「うん♪」 お姉ちゃんといるとぽかぽかするなぁ~ 紬「私も…」 澪「ともかく早くここを…」 ガチャッ、 澪「あれ、」 律「どしたー澪?」 澪「開かない。鍵かけられてる…」 和「えっ…そんな。一体誰が…」 律「しゃ~ない。パンツ見えちゃうけど隣の窓から出ようぜ」 そうして律が窓を開けた瞬間だった 律「……おい…」 澪「ん~どうした?」 律「澪!止まれ!そこから動くんじゃないぞ?」 澪「えっ、うん…」 律「和、来てくれ…早く」 その表情で真剣さを読み取ったのか和は駆け足で律の元へ向かう。 和「……。何よ……これ」 ────────。 ウゴォォォ! ウーヒャオッ! ガァァ…… グォォ……
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