2章

8/14
前へ
/129ページ
次へ
梓「先輩…私が行きます!行かせてください!」 律「梓……?」 梓「私もみんなのためになりたいんです……守ってもらってばかりは…嫌なんです」 唯「でも一人じゃ危険だよあずにゃん!またみんなで戻って取りに行けばいいよぉ」 憂「そうだよ梓ちゃん!」 梓「いえ…これくらいのこと一人で出来なかったらこの先皆さんの足手まといになるだけです。だから……」 紬「わかったわ梓ちゃん。」 律「むぎ?」 紬「梓ちゃんの覚悟、わかってあげましょみんな」 澪「むぎがそこまで言うのなら…」 唯「うぅん……。あずにゃん、こっちこっち」 梓「はい?」 ぎゅむ…… 唯「必ず帰ってくるんだよ」 梓「心配しすぎです先輩…。約束します。ちゃんと鍵を持って帰って来ます」 憂「気をつけてね梓ちゃん」 律「しゃあない…そこまで言うなら梓、頼んだぞ」 梓「はい!行ってきます!」タッタッタッ みんなが梓を見送る中… 和「……まさか…ね」 和だけはそう呟いた やっと私も役に立てた… …私もみんなの、軽音部の一員だって…わかってくれただろうか 職員室へ駆け足で向かう。 幸い誰もいないみたいだ…。さわこ先生にあったらどうしようかと思ってたけどまだ二階にいるのだろう 職員室 体育館の鍵……鍵…… あった! 梓「でも変だな……ない鍵の方が多いなんて……」 誰が持って行ったんだろう まあいいや、これで帰ったらみんなにちやほやされる 嬉しいなっ
/129ページ

最初のコメントを投稿しよう!

257人が本棚に入れています
本棚に追加