2章

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そうして体育館の鍵に手を伸ばした─── ボゴォォォォン 律「梓遅いな~もうそろそろ戻って来てもいい頃なんだけど」 澪「まさか何かあったんじゃ……」 唯「そんな……」 憂「探しに行こうよ…」 紬「駄目よ…。そんなことされたら梓ちゃんがどんな顔するか……。あの子の覚悟を無駄にするようなことは私が許さないわ。ただあの子を信じて待ちましょう…」 和「……」 トコ、トコ、トコ、 律「おっ噂をすれば来たか」 澪「良かった……」 ドス……ドス……ドス…… 唯「またぎゅってしないとね!」 憂「うん♪」 ドス……ドス……ドス…… 和「違う……梓じゃ…ない」 体育館に通ずるドア、律達の10mくらい先にあるドアが、吹っ飛ばされた ドサッ 律「えっ……」 何が起きたのか、 さっぱりわからない。 事態を収集出来ない ただ目に映るのは前には投げられてうつ伏せに倒れ込む梓と、 緑のコートを着た巨人だった─────
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