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そうして体育館の鍵に手を伸ばした───
ボゴォォォォン
律「梓遅いな~もうそろそろ戻って来てもいい頃なんだけど」
澪「まさか何かあったんじゃ……」
唯「そんな……」
憂「探しに行こうよ…」
紬「駄目よ…。そんなことされたら梓ちゃんがどんな顔するか……。あの子の覚悟を無駄にするようなことは私が許さないわ。ただあの子を信じて待ちましょう…」
和「……」
トコ、トコ、トコ、
律「おっ噂をすれば来たか」
澪「良かった……」
ドス……ドス……ドス……
唯「またぎゅってしないとね!」
憂「うん♪」
ドス……ドス……ドス……
和「違う……梓じゃ…ない」
体育館に通ずるドア、律達の10mくらい先にあるドアが、吹っ飛ばされた
ドサッ
律「えっ……」
何が起きたのか、
さっぱりわからない。
事態を収集出来ない
ただ目に映るのは前には投げられてうつ伏せに倒れ込む梓と、
緑のコートを着た巨人だった─────
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