1章

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次のニュースです。 S県のK市が謎の感染症により封鎖されると言う事態がありました。 感染の原因は不明でどんな感染症なのかも未だ情報が入っていません。また情報が入り次第お伝えします。 ピッ 唯「憂~遅刻遅刻~遅刻するよ~!」 憂「お姉ちゃんが寝坊したからでしょー?もうっ」 唯「ごめんごめんっ」 玄関で姉妹仲良く靴を履き、玄関を出て鍵を閉める。 鍵を閉めるのはいつもしっかり者の憂の役目だった そう、今日もいつも通りの筈だった 筈なのに…… 放課後───── 唯「ごめ~ん遅れた!」 律「ごめ~んじゃないぞ唯~。部活をなんと心得るか!」 唯「すみませんでありますりっちゃん隊長!」 律「うむ、次から気をつけるように」 澪「掃除当番だったのか?」 唯「いや…ちょっと…なんて言うか…また赤点とっちゃって…」モジモジ 唯「てへっ」 律「てへっ☆っじゃないだろおい」 澪「また当分は部活禁止か…」 唯「大丈夫だよ!すぐにぱぱーっと終わらせるからさ!」 律「どうやら…」 律「しかしムギのやつ遅いな~唯ならともかくムギが赤点なんてありえないだろうし」 唯「りっちゃん物凄く失礼だよ!私に!」 澪「ムギはクラス委員だからそれで遅くなってるんじゃないかな」 噂をすればなんとやらで階段から誰かの足音が二つ 紬「ごめんなさい遅くなって」
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