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澪「あず……さ?」
梓「……」
律「嘘…だろ?」
梓「……」
唯「あずにゃん?ねぇ……あずにゃんってば……」
憂「梓ちゃん……」
紬「そんなことって……」
和「……」
駄目よ…このままじゃ全員死ぬ。
和「みんな…私が今から梓の持っている鍵を取る…だからその間何としても逃げて……いいわね」
澪「のどかァ!」
律「澪!和の判断は正しい……じゃないと梓のした意味がなくなる……」
澪「律……泣いて……」
律「みんなもぉ……!いいな……。梓の為にも…絶対死ぬんじゃないぞ…」
みんなは黙って頷いた。辛いのは皆一緒だがまずは目の前の命の危機を優先する
和「はああああ!」
和が日本刀を抜いて斬り込む。
和「やあァ!」
そのままの勢いで巨人の左腕に斬り込んだ。
腕の位置が和の身長ほどある。恐らく全身だと3m近くあるんではなかろうかと言う巨人だ
「……」
まるで利いてないかのように刀を払いのけ右拳を握る───
ガシッ
律「お前の相手はこっちだよデカぶつ」
律が投げたドラムスティックに反応したのかのっしのっしと律の方目掛けて歩いてくる
和「(今よ…)」
和「(梓……)」
梓の手にはしっかりと体育館の鍵が握られていた。
良く見ると腕や足にアザが出来ている……こんな小さい体であんな奴から必死にこの鍵を守って……
梓から鍵を取ろうとする……
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