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律「あっちゃあ…そうだった…」
澪「りぃつぅ…!前にあれほどちゃんと出しとけって言っただろ!?和も暇じゃないんだからわざわざ何回も何回も同じこと言わせないであげてよ!」
律「なんだよその言い方…あ~そうかそうか。クラスで唯一の大切な友達だったね~」
澪「なっ。」
紬「二人ともやめて!」
唯「そうだよ!」
和「私の為にありがとう、澪。忙しいのは事実だけど毎年の事だから慣れたわ」
澪「けど…」
律「ふんっ…。安心しろよ澪。どーせこれが最後なんだからさ」
澪「律!!!」
唯「りっちゃん…」
梓「……。」
その時だった───。
キャアアアアアア
一同「!」
和「どうしたのかしら」
紬「私見てきます!」
梓「わっ、私も」
二人はそうして軽音部を出ていこうとしたその時、先にドアが開いた。
「ウゥゥ……」
唯「さわ……ちゃん先生?」
顔が青い……。良く人を気遣う言葉で顔色が悪いと比喩することがある。
確かに見た目で褐色があまり良くない時も人間には多々あるがこの「青い」はその人間の体調レベルではいい表せないほどだった。
現に唯以外の5人は誰も声を出せずただ唯の言った言葉の答えを待っていた
さわちゃん「ウゥゥァ……」
ゆったり、とした足取りで6人に向かってくる。
唯への返答はない
唯「ま、またコスプレ?でもさすがにゾンビのコスプレは怖いよぉ?ほ、ほら、澪ちゃん震えてるよっ」
澪「……」カタカタカタ
澪は微塵も震えていなかった。いや、震えることすら億劫になるほど恐怖心を煽られていたのだ。
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