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「くそぉ…。せめて…仲間には伝えなければ…。」
太った男は這いずりながら、一つの建物の入り口までいった。
太った男は扉をあけ、中に叫んだ。
「敵だ…。敵がきた。た、助けてくれ。」
だが、太った男の声に対して、言葉は返ってこなかった。
「仲間には逃げられちまったか~。それとも、もう殺されてしまってたりしてな~。」
暗闇から、低い声と共に背の高い男がでてきた。
「クソ!!お前なんか…殺されてしまえばいいんだ!!」
太った男が叫んだ時、一発の銃声が静かな道路に響いた。
「うるせ~なぁ。今から俺に殺される豚が鳴いてんじゃ~ねぇよ~。」
男は太った男が落としたナイフを拾い上げ、上に上げて見上げた。
「豚のくせにい~いナイフ使ってんじゃねぇか~。
俺のよりいいじゃぁね~か。」
男はバックから刃渡り約8㎝のナイフを4本取り出した。
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