想い

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ひたすらはしゃいで喋りまくって、凛は今私のベッドで穏やかな寝息をたてている。 凛が話す内容は、好きだと言ったあの先輩のことがほとんどだった。 私はただ、曖昧に笑って相槌を打つだけ。 女の子同士なら、必ず盛り上がる恋話。 私はきちんと、笑えていただろうか‥ 規則正しい寝息に重ねるように、私は長いため息をついた。
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