再開
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「藍良~起きてよォ!!」 海紗の声に、私は目を覚ます。 話せるようになってから、海紗は目に見えて生き生きとしていた。 「今日は図書館行く約束でしょ?」 そうだった。 私はのろのろと身体を起こした。 この街で唯一の、小さな図書館。 司書さん以外に人はいなくて、私達はのんびりと本を読んだ。 見つけた本を、そのままその場に座り込んで読む。
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