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「私は‥藍良に恋をした。藍良が好き‥」
海紗からの、思いがけない告白。
「バス停で‥私は藍良から気持ちを貰ったつもりだったのに‥藍良全然逢ってくれないし。キス初めてだったから‥私しちゃいけないことしちゃったのかなって‥すごい不安で‥」
海紗の声が、小さくなる。
「私も‥海紗が好きだよ」
海紗の声が震えているのに気付いて、私は海紗の隣へ移動した。
「海で逢ったあのときから‥きっと惹かれていた」
髪を梳き、抱き寄せる。
おとなしく身を預ける海紗が愛しくて、私は更に強く抱いた。
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