終章

4/4
前へ
/83ページ
次へ
土曜日になり、昼過ぎから 拓海がうちに来た。 「どうよ、新しい一年」 「そうだな… 拓海みたいな奴もいるよ」 「えっ…!」 拓海は 驚いて ガバッとソファから身体を起こした。 「そいつに 変なことされてないだろーな!」 「ハハハ… されてない、ない。心配すんな」 「マジかよ… 全く… 伸ちゃん スキだらけだからなあ…」 拓海は 豪快に見えて かなり 心配症だ。 そんなところも 好きだけど…。 一人で笑っていると、後ろから 急に 首筋にキスをされる。 「あ~ 今日は 絶対 泊まってく!俺無しでいらんない身体にしてやるからなっ!」 「ば… なんだよ…」 拓海に押し倒されながら 幸せで幸せで ちょっと泣きそうになった…。 …終…
/83ページ

最初のコメントを投稿しよう!

470人が本棚に入れています
本棚に追加