LIGHT Ⅰ

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そんな感じの愉快な魔法学園イステーナであるのだよ。私は結構気に入っている部分もあるけど、魔法で人の優劣が決まるのは許せない クラスもやはり魔力で分けられている。特に系統分けがあるから、私の周りには治癒やら古代文字の解読やら…… 私は無詠唱でバンバン魔法を打ちたいのに!! ついでに魔法を無詠唱で使えるのは学園長とガイア・バランド、この二人である。 ガイア・バランドはアレスの兄で世界の英雄だった人だ。今はもういないが、彼がいれば少しは私も無詠唱について知れたのに… 学園長は奥さんに逃げられて、奥さんを探すために学園を3年は放棄しているから、何も聞けない アレスは無詠唱で魔法を使えないし、そのことにコンプレックスも抱いているから、二倍に面倒くさい 私は古くてぼろい城にいる。クラス分けの結果、最近できた城が上位の魔法クラスで昔からあった城が、いわゆる落ちこぼれ集団である。
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