LIGHT Ⅰ

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私とレイナは二人で唸っていた。そんな奴いるのか? 一人だけ心当たりはある。けどその人に頼りたくない…… レイナ「やっぱりガリ勉くんに頼もうよ」 フィリア「絶対に嫌!!教官にチクられたら終わりだし、あいつキモいし……」 レイナ「あんた…そんなこと言ってたら私たちの夢なんて、儚く終わるだけだよ?」 私は舌打ちをして「我慢する」と小さく言って、教室に向かった。 ガリ勉くんは教室の前の席にいつも座っている。正直、あいつに話しかけるやつなんて見たことない レイナ「フィリア、あんた言ってきなさい」 フィリア「は?嫌に決まってるよ!!言い出しっぺのあんたが行けば?」 レイナ「あ~、良いのかな?フィリアの秘密をガリ勉くんに話しちゃうよ?それに図書館のことは誰が教えたと思っているの?」
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