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チムラ「実は魔法学校ドルドファの無詠唱魔法を欲する者にフィリア・レスティが知っていると情報を流してほしいんだ」
ゲルバス「……正気ですか?」
チムラ「ん?」
ゲルバスはかなりの迫力で言ってきた
ゲルバス「あんたのしたいことは分かる、だが失敗したら責任はお前が取るんだぞ?」
チムラ「分かっている」
ゲルバス「いや、分かっていない。お前は今や組織の一員だ。それに俺も少しは一目置いている奴だ。だから理解しろ、組織に多大の負担を掛けるな」
一目置いていたんだ……まぁ。僕をなだめるための咄嗟の嘘だろうが、ゲルバスに言われるとそう思ってしまうから不思議だ。
それに、言いたいことは分かる。まだ。フィリアの持っている情報が表に出ていない以上、今のうちに尋問と口封じを行えば、他の者に知られる恐れはなくなる。
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