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家はおんぼろアパートだがバイト先に結構近かった
家賃もそれなりに安く一人暮らしには納得出来る広さもある
ただ床の軋む音が多少邪魔くさく感じるが安い家賃の代償だと思えば苦じゃなくなる
車の通らない横断歩道の信号が替わるのを一人待っていた
すると
小さい女の子が俺の隣に現れた
さっきまで人一人居なかった気がしたが気にすることでもない
結構待った気がしたが漸(ようや)く信号の色が替わった
すると女の子が走り出し俺を追い抜いた
こんな時間になにを焦っているのか
と思っていると
ガザッっと何かを踏んだ音がした
「ん?」
俺は足元を見るとノートが一冊落ちていた
きっとさっきの女の子が落としたのだろう
そう思い俺はノートを拾った
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