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もう、どれぐらいの時を渡っただろうか。
長い長い時間、輪廻とも呼べる私の運命 。
毎年、桜の蕾が出来る頃に生まれ、桜が散る頃に死ぬ。
いや、"生まれる"や"死ぬ"とはまた別かもしれない。
もう、嫌。
消えたい。
私は、私を呪う。
なんで、こんな事になったのか……。
私も知らない。
いや、思い出せない……か。
ん?
あの、光は。
また、桜の季節が来たのね。
これで最後だといいのに……。
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