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「----じゃあ知ってるんだな?異世界からきた者の逝く末を」
「えぇ~?俺まだ帰るつもりないよ?ここには珍しい薬が沢山あるし、…………それに」
「それに?」
「桜………お前がいるからさ?」
クスっと妖しく笑う桔梗に、不覚にも桜はときめいてしまった。
「無駄に顔がいいな、先生は」
華人の武器(トゲ)……私の武器であるクナイをクルクルと手で遊び始めた。勿論、照れ隠しに……。
「や、やめて下さいよ桜さん!ほ、ほらほら仕事は!?仕事!!」
「ちっ、、、まぁ、いつでも殺れるか……」
私は先生にも聞こえる音量で呟いた。
「ええぇぇぇっっ!?」
先生はとうとう泣きながら診療室に戻っていった。
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