第三章

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アンナちゃんの先導で 到着したのは ひときわ 大きな樹を 中心にすえた 広場だった。 びっくりしたのは屋敷だ。 その 大きな樹と屋敷が 一体になってるのだ。 屋敷の居住スペース自体は 巨木の真ん中にあるんだけど そこに 行くまでの階段が 巨木から ごくごく自然に生えて 階段にするために 加工とか設置をしていない そうなるように 育ったというか そうなる事がわかったというか ごくごく『自然』なのが 『不自然』という感じだ。 家屋の屋根なども 枝が上手く生えて 雨や日差しを 強固に防いでる さすがに 床や壁は 木の板で平らにしているが それ以外は 巨木の枝や根が 上手く 機能している。
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