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アンナ
「えっと…
ご案内します。こちらへ」
アンナちゃんは
振り返ると霧に向かって
杖を振った。
チリーンと
鈴の音が森の中を響く
すると 霧が生き物のように
ザワザワと動いて キレイに
左右に分かれていった。
直線に 道が開く
木々までも 可能な限り
左右に分かれている。
アンナちゃんが
「どうぞ…こちらへ。」 と
歩き出した。
地味だけど 不思議…
とっても 幻想的だった
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