第四章

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ディアナ 「打つ手なしね。 ワタシの負けでいいわ。」 ディアナは 杖を『転移』で消した。 本当は 打つ手もあった。 ロキが すぐに来れない程 離れた場所に『転移』して 魔法を放つ という方法だ。 しかし それでは意味がない。 今回の戦いは 彼女の愛弟子に 『実戦』を見せる事が 彼女の目的だったのだ。 それを欠いてまで 続ける意味はない。 それに 彼女はあくまで『魔導士』 その本分は 『魔法の火力』にある。 その『火力』を 自らルールとして 縛った時点で 彼女に 勝ち目はなかった。
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