第四章

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アリスが キッチンの窓から外を見る。 円形テーブルを挟んで ロキとディアナが 向かいあって話している。 ここまでは 何を話しているか 聞こえない。 ぼんやり 眺めていると ディアナが 腹を抱えて 笑っている。 ロキは 不機嫌そうだが やっぱり あの二人は 何か 特別な関係なのか。 アリスからすれば 自分の大事な物を 盗られた様な気になってくる そして ロキを 少し 疑ってしまう。 そんな自分が 堪らなく嫌になる。
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