第四章

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アンナ 「先生 楽しそう。」 アンナも 見ていた様だ。 顔は 笑っているが 少し 淋しそうにしている。 二人で並んで 窓の外から 目が離せなかった。 おそらく アリスにとってのロキが アンナにとっての ディアナなのだろう。 アンナはどんな経緯で ここに住んでいるのかは 知らない。 だが野生の獣も迷うこの森で たった二人で暮らすアンナの ディアナへの依存心は もしかしたら アリスのそれよりも 強いのかも知れない。
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