第四章

48/63
前へ
/1010ページ
次へ
ロキが屋敷に入ったのを 見届けてから ディアナが 誰に聞かせるでもなく 呟くように 「必死なのねアンタも……」 と言っていた。 それは ほかの三人には 聞かれていなかった。 もう 夜も更けてきた。 アンナは ゆっくりと 眠そうに 舟をこいでいる。 ディアナ 「アリスちゃん。 悪いんだけど アンナを 部屋に連れていってくれない? 今日は お客も多いから 疲れたみたい。 昨日から 緊張してたの。」
/1010ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6619人が本棚に入れています
本棚に追加