第五章

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なら…… 道場を続けるのか? 祖父はいない。 しかし 祖父が病床で残した 『秘伝』を書き記した 『秘伝の書』があるから カイルが独力で流派を 修める事自体は不可能ではない 可能だが… それでどうする? 祖父は死してなお 有名だ。 だが カイルはまだ 成人も迎えていない若輩者だ 道場を続けるには 名を売らなければならない。 でなければ 道場に 人は集まらないだろう。 いくら 祖父が有名でも 今のままで 門下生が増える訳がない
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