第五章

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そして 父親は この『魔獣』に殺された。 これは よく知っている。 父親が任務で 訪れた街に たまたま 『魔獣』が現れた。 些細な事から戦闘に発展し そして 父親は 街を守り 祖父の『息子』ゆえに死んだ。 『魔獣』の手で… 祖父の息子だから 『引き分けられる』とでも 思われたのだろうか。 『魔獣』に挑んだ時 父は 一人 単身で戦ったそうだ。 その話しを聞いた時 厳格な祖父が 一人 泣いていた事を カイルは知っている。
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