第五章

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それは そうかも知れない。 名を上げて この道場に 人を集めたいのだ。 椿 「ならば話しは簡単だ。 カイル殿が ジェクト殿を超える 『英雄』となれば良い。」 カイル 「ハッ……ハァァ?」 椿 「そこで 提案だ。 『私と共に来ないか?』 何も 本当に『魔獣』と 引き分けろ などと言わぬ。 奴は私の獲物だ。 要は 武者修行の旅に 私と共に行こうではないか と 言う事だ。 聞いた所 若かりし頃のジェクト殿も 武者修行の旅の果てに 件の『魔獣』と 相対した と言うではないか。 カイル殿も ジェクト殿と同様に 諸国を周り 『ルディフト流』を 極めてみるのも 一興 と私は思うのだよ。」
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