第六章

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空中庭園となっている屋上に やって来ると 『風竜』が その飼育員である 『竜使い』と共に待っていた 『竜使い』はロキを見ると 少しの怯えを 必死に隠しながら一礼した。 この『竜使い』の反応が ごく自然なものだ アリスやマリアベル ディアナ達の方が例外で この『竜使い』のように 事情があって この城にいる者であっても 畏敬の念を持って ロキに接するのが 彼にとって 当たり前なのだ。
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