第六章

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そして 『竜人族』の山に潜む 『危険』が 雲の間から その姿を現した。 ロキの乗る風竜は その翼を 最大に広げて 約5メートル程だが 雲間から現れた『それ』は 約三倍 15メートルを 軽く超える翼を持つ 『雲竜(クラウド・ドラゴン)』だ。 体色は灰色 雷の息吹(ブレス)を吐き 風竜を超える 飛行高度を誇る それは 『竜人族の里』の 『守護竜』だ。 彼等は 侵入者に対して 怒りで応える。 怒れる竜との 遭遇は『死』と同義だ。
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