第一章

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しかし、ここに来て リーダー格の男は戸惑っていた メイドの少女が言う限り 目の前の銀髪の青年が 目的の『魔人』で 間違い無いのだろう。 だが 青年からは 『最強』や『最凶』などいう 威圧感を感じないのだ。 リーダー格の男は これでも 世間にいくらかは 名の知れた『武芸者』であり そのために 今回の依頼が 舞い込んできた そんな実力者なので 相対した敵の力量を測る センサーは 持ち合わせている それは 彼と供に来た後ろの三人も 精度の差はあっても 持っている そのセンサーが 全く反応しないのだ。 まるで 一般人の様に。
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