第六章

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ロキは そのまま 『浮遊』の魔法で 山の中腹に降り立った。 草花の一つも咲いていない 岩山で 山の頂上は 火口で 今も白煙を噴いている。 ロキ〔『守護竜』がいたから 近いハズだが…。〕 ロキはその 山の獣道を 進んでゆく。 獣道と言ったが獣はいない。 野生動物も ここが 『竜の巣』だと 知っているので 決して 近寄ろうとはしない。 こうして 歩きで進んでいる 上空を 竜が飛んでいる。 おそらく 雲竜が やられた事を知り その下手人… つまり ロキを捜しているのだろう。
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