第一章

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とりあえず 話しを進めよう。 リーダー格の男は思った。 「私の名は……」 バタン! ロキは 言葉を遮る様に本を閉じて 初めて 一団に目を向けた そして その完璧な造形の唇を わざと破壊するように ニィっと歪ませた。 ロキ 「アー… 言いたい事はわかってる。 『城を明け渡せ 従わないなら 実力行使も辞さない覚悟だ』 とか そんな所だろう?」 リーダー 「あっ…… ああ そうだ!」 ロキは メイドの少女に本を渡すと 改めて 玉座に座り直し 足を組んだ いかにも横柄な態度だ。 ロキ 「断る。 そして オレは テメェら如きサルの名前に 全く 興味がない。 黙ってかかってこい。 相手してやるから」 あまりに 不遜な態度だ。
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