第六章

35/66
前へ
/1010ページ
次へ
竜人の青年は 一度 後ろをチラリと見ると ロキの方を 向き直った。 竜人「……断る。 邪悪な者よ。 我ら 誇り高き『竜人族』は キサマと 語り合う 言葉を持ち合わせていない。」 ロキ「クックックッ。 なかなか 面白いジョークだ。」 ロキは 心底 愉快そうに笑う。 竜人「…キサマを相手に 様子見などしない。 初めから 全力を尽くさせてもらおう。」 竜人の青年の足元に 円形の魔法陣が現れ そして 青年の体が 淡い光を放つ。 ロキ「ほぉ……。」 竜人「『顕現』!」
/1010ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6619人が本棚に入れています
本棚に追加