第二章

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アリス 「ほんと?ワタシ 才能ある?」 マリアベル 「もちろん! ロキ様も前に言ってたでしょ? 『オマエは特別だ』って」 マリアベルは ロキの口調をマネながら言った アリス 「うん…」 アリスが 頭一つ分大きいマリアベルを 見上げながら上目使いで見る。 アリス 「手伝ってくれる?マリア」 マリアベルは撫でる手を離して アリスを抱きしめた。 マリアベル 「当たり前でしょ。 お姉ちゃんに任せなさい。」 そう言って 抱きしめるマリアベルは 間違い無く アリスの姉で 共に家族を無くした二人は お互いにかけがえのない 『姉妹』だった。 アリス 「アリガト…… 『お姉ちゃん』。」
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