第二章

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この後は アリスの 剣術と魔法の習練の続きだ 座学ではなく このような実戦訓練において マリアベルが アリスの『師匠』だ。 アリスの方が この城に先に来ていた。 マリアベルが来るまで 魔法だけはロキが教えていたが ロキに剣術を教える事は できなかった。 なぜなら ロキの剣は あまりにも 『我流』過ぎたからだ。 いや『我流』と言う言葉も 相応しくない。 『我流』とはあくまで 誰にも教わらない というだけではない 自分なりの 攻撃や防御の『パターン』を 作り上げるという意味だ ロキの剣や体術には そもそも『パターン』がない あくまで『圧倒的な』 パワーとスピードで 相手を叩き潰すという 只の『暴力』だと マリアベルは分析している。 そこらへんの チンピラ以下の代物なのだ。 ただ 圧倒的な力を 反射神経だけで ふるっている まさに 『野生』と言うのが 相応しい
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