第二章

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だからこそ 強いとも言えるのだが…… ロキが教えていた 魔法にしても むちゃくちゃだった 魔法を使うには 実用するか しないかは別にして 覚えなければいけない物も多い 魔法を理論的に理解し 段階を踏んでこそ 強力な物を扱えるのだ。 でないと魔力の『暴走』などの 事故を起こしかけない。 それをロキは あくまで 自分の使い勝手がいいように 『改良』 物によっては 『改悪』しているのだ。 ただ 自身の持つ魔力に合わせ 力技で調整して……。 魔力には 指紋や声紋のように 個々に 性質がある。 当然 ロキ専用の魔法を いくらアリスが 『天才』だといっても 使える訳がない。 そんな事は 当然 理解しているのに 無理やり教え込んでいたのだ (おそろしい事に アリスは そんな方法でも 若干 使えそうになっていた)
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