第二章

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毎日の訓練メニューを 終える頃には 空は赤く染まっていた。 マリアベル 「じゃあ 今日は これくらいにしておきましょ」 アリス 「ハァ…ハァ…。」 アリスはその言葉で その場にへたり込んでしまう 素振りの後には 魔法の発動と制御の訓練 具体的には 『身体強化』の魔法を 最大出力にしたまま 長時間 維持させたり 魔法の連射など。 そんな最大に疲弊した状態で マリアベルとの 組み手を行ったりと 並みの軍人でも裸足で 逃げ出してしまうような 訓練を行った。 マリアベル 「アリス 先に戻っておいて? 私 少し 仕事があるから」 アリス 「……。」 アリスは返事できないまま ゆっくり 立ち上がり フラフラした足取りで 自室に戻っていった。
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