第二章

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リーダーの男は 驚愕に目を見開いた。 有利だった数の利が ほんの一瞬で 覆されたのだ。 静かに… 音もなく。 侵入者 「あっ……!」 そして 気づいた。 目の前にいたハズの メイドの姿が『消えていた』。 キョロキョロと 辺りを見渡すがいない。 彼は 気配を消す事が…… いや隠す事が得意だったが 同時に探る事も得意だった。 しかし どこにもあの金髪メイドの 気配を感じられないのだ。 背中に冷たいものが 流れる。 マリアベル 「こちらです。」 ゾクッと 背筋が凍りついた。 あわてて 後ろを振り返る。 しかし またしても メイドの姿はない マリアベル 「こっちですよ。」
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