第二章

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侵入者の男は再び 振り返ろうとして気づいた。 自分の腹から 銀色に輝く 『刀身が生えていた』。 刺されたのだと 気付くと 刀身が生えている部分が 焼け付くように激痛が走り もう動けなかった。 マリアベル 「……どうです? これが『気配を隠す』 と言う事ですよ。 勉強になりましたか?」 ガクガクと震えが止まらない マリアベル 「そもそも あなた方は少しも 隠せていませんでしたよ? ……この島に 『上陸した時から』…」 侵入者は その冷たい言葉を キチンと理解できなかった。 侵入者 「なん…だと」 やっと 言葉を絞り出した。 マリアベル 「ですから 気付いていましたよ。 ……『始めから』… だから ここで待っていたのです。」
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