第二章

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マリアベルが アリスの部屋に向かう頃には すでに陽は落ちていた。 マリアベル 「あら?」 アリスは自分の部屋にいない おそらく 隣の部屋にいるハズだ。 マリアベルは改めて ロキの部屋の前に立ち 軽くノックをする。 やはり 返事はない。 扉を開け 一礼 すると 珍しくロキの方から 話しかけてきた。 ロキ 「『掃除』は済んだようだな」 ロキは 部屋の奥に鎮座している 巨大な机に背を預けて 床に座っていた。 やはり 何か本を読んでいる。 マリアベル 「はい。つつがなく。」 ロキ 「ふ~ん…… で?どこの手の者だ」
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