第二章

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マリアベル 「身分を表すものは 持ち合わせていませんでした しかし 格好から推測しますと 『連合』が放った 暗殺者のようです。」 ロキ 「そうか。 懲りない連中だ。」 ロキは淡々としたものだ。 さして 興味はなさそうだ。 マリアベル 「……」 ロキ 「まあいい。ご苦労」 ロキは 一度 マリアベルを見て ねぎらうと 再び 本に視線を戻した。 マリアベル 「お嬢様は?」 お嬢様…… もちろん アリスの事だ。 ロキは右手のキセルで ベッドを差した。 ロキ 「飯も食わずに 風呂にだけ入ってたな。」 マリアベルが ベッドを見ると ベッドの上の毛布が 規則正しく上下している。
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