第二章

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マリアベル 「そうですか。」 マリアベルは やれやれとでもいいたげな 苦笑いを浮かべた。 マリアベル 「それでは 私も失礼致します」 マリアベルは 一礼して出て行こうとすると ロキが待てと声をかけてきた ロキ 「……アリスはどうだ。」 『どうだ』とは 習練の具合だろうか。 マリアベル 「日々 真面目に 稽古を積んでいますよ?」 ロキは 何か考えこんでいる。 あまり 感情を 表に出さないタイプなので 何を考えているのか マリアベルにはわからない 少しして そうか。と 小さく呟いた。 マリアベル 「ロキ様?」 ロキ 「いや 何でもない。 下がっていいぞ。」 マリアベル 「…ハイ。失礼致します。」 マリアベルは 改めて一礼して ロキの部屋を後にした。
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