第一章

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そして そんな湖上の城に向かう 一団があった。 男性三人に 女性が一人という組み合わせで 城の唯一の入口である 小さな海岸に小舟を停泊し 城を見上げていた。 全員が 白いローブを身に纏っているが その隙間から それぞれの 武器や鎧が 見え隠れしている。 先頭に立った男が 小さな海岸を観察すると 周囲は切り立った崖に囲まれ 侵入者を拒んでいる。 唯一 一本だけ城に向けて 道が伸びている。 崖に挟まれ 横に逸れる事もできない。 仮に 崖の上から攻撃されれば 防ぎようがない。
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