召喚

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「では、これより指揮を執らせてもらう。現在敵の布陣はどうなっている?」 物見の男に訪ねる。 『はっ。黄布党は北門に統制なく集まり布陣しております』 「ありがとう。皆の者、これより必勝の策を授ける。」 「俺が一人先陣を切る。門は合図があるまで閉めるように。あとは先程説明した通りに動け!!」 『はっ!!』 「開門せよ」 重々しい門が開く。 街を出ると目の前には黄布党の男がたっていた。おそらく伝言役だろう。 『ああ?今日はやけに騒がしかったじゃないか。まあいいか、いつも通り金と食糧を渡せば街には手を出さない。だが断ったら皆殺しだ』 「・・・・・・・・・」 『へへへっ。さあ早く金と食糧を持ってきな』 「断る」 と男に言い放つと男は怒鳴りつける。 『ああああっ?今なんつったよ・・・ぐぇ!?』 「断る。と言ったんだが、もう聞こえないよな」 そう言い突っ立ている男の下を立ち去り後ろに構えている黄巾党の大軍へて歩を進める。
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