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学校からの帰り道、俺は親友の佐野 和志と一緒に通学路の並木道を歩いていた。
ちなみに和志は副会長をやっている。小学からの友達で一番仲がいい。
「ここを通るのもこれで最後か…」
ふと和志がつぶやく。
「確かにな…まあ1年しか通ってないがな。」
「まあ1年でも毎日通えば愛着が湧くってもんよ?」
「まあな。そういえば和志は今回の統合どう思う?」
ふと俺は和志の意見を聞いてみたくなった。
まあ信用できるやつだからな。
「ん~多分理事長のお遊びかなんかだと思うけど…まあうちって全校生徒少ないからな…それもあるんじゃないか?」
「そっか…理事長も同じこと言ってたよ。ったく…あの人は何考えてるんだか…」
「まあ理事長らしくていいんじゃね?」
「確かにな…いい迷惑だがな…」
「はは…達也はいつも巻き込まれてるしな!」
「笑い事じゃねーよ!ほとんどコーヒー買ってこいだのとかいうパシリだし…」
「まあ権力の濫用ってやつだな…………あっ俺こっちだから!」
「おう、そうか!じゃあまた明日学校でな!行くとこ間違えんなよ!」
「間違えるかよ!お前も間違えんなよ!」
こうして俺は家路に着いた。
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